平均足は、ローソク足の「実体」を平均値で描き直したチャートです。上昇中は陽線が、下降中は陰線が連続しやすく、トレンドが一目で分かる ── と人気です。なぜ見やすいのか、その代償は何か、を正直に説明します。

普通のローソク足が「その期間の始値・終値」をそのまま描くのに対し、平均足は当日の値動きの平均と、前の足の平均を混ぜて描きます。つまり1本1本が「ならされて」いる。
ならしているので、細かい上下動が消えて色(陽線/陰線)が揃いやすくなります。これが「トレンドが見やすい」の正体です。重要なのは、新しい情報が増えたわけではないこと。同じ値動きを、滑らかに描き直しただけです。
平均足は「同じ情報を滑らかに描き直した」チャート。視認性の道具としては優秀ですが、情報が増えるわけでも、遅れが消えるわけでもありません。
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