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メキシコペソ円とは ── 高スワップ通貨の現実(トルコリラとの違い)

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メキシコペソ円(MXN/JPY)は、トルコリラと並ぶ高スワップ通貨の人気どころです。「ペソはリラより安心」と言われることも多い ── どこまで本当か、正直に整理します。

メキシコペソ円の長期月足(実データ)
メキシコペソ円の長期月足(実データ)

メキシコペソの特徴

トルコリラとの違い(よく聞かれる点)

たしかに違いはあります。メキシコは経常収支や外貨準備などの面でトルコほど慢性的なインフレ・通貨安体質ではなく、対円レートもリラのような一方的な長期下落一辺倒ではありませんでした。「リラよりマシ」は方向としては正しい。

それでも残る、キャリーの罠

ただし「マシ」と「安全」は別物です。高金利通貨を買って金利を稼ぐ取引は、構造的に「ふだんコツコツ・荒れた日にドカン」という保険売りの損益の形になります。世界がリスクオフに振れる日には、新興国通貨は売られ、円は買われる ── 両側から殴られるのがペソ円の急落です。2024年8月のような円キャリー巻き戻しの日に何が起きるかは、当研究室の検証でも確認した通りです。スワップの心地よさは、この尻尾のリスクの対価です。

まとめ

ペソはリラより体質はマシ、でもキャリーの構造リスク(平時コツコツ・有事ドカン)は同じ。持つなら低レバ・合計損益評価・有事の覚悟、の3点セットです。

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本記事は教育目的の解説・検証であり、投資助言ではありません。投資は自己責任で。