ブレイクアウト=しばらく続いた値幅(レンジ)や節目を価格が突き抜けること。「壁が壊れたら一気に進む」という発想の順張り手法の代表です。ただし現実には、抜けた後そのまま行くとは限りません。

レンジの上限・下限、直近の高値・安値、三角持ち合いの端など「多くの人が意識する線」を価格が越えること。越えた瞬間に①ブレイク方向へ新規注文が入る②逆側に賭けていた人の損切りが同じ方向に出る、の2つが重なって動きが加速する ── というのが教科書の説明です。
私たちが16年分のデータで検証した範囲では、「抜けたら買う」だけの単純なブレイクアウト順張りに、コスト(スプレッド)を引いた後の優位性は確認できていません。抜けた後に戻ってくる(ダマシになる)ケースが想像以上に多いのが実測の現実です。ブレイクは「事件が起きた合図」ではあっても「ついて行けば勝てる合図」ではない ── ここを分けて考えるのが第一歩です。
ブレイクアウトは有名なぶん混雑する。「抜けた」だけで飛びつかず、確認・引きつけ・損切りをセットで。
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