リスクオン=投資家が強気でリスク資産(株・高金利通貨)を買う局面。リスクオフ=弱気に転じて安全資産へ逃げる局面。FXではこの切替が円の急変動として現れます。

円は長年の低金利で「調達通貨」でした ── 安い金利で円を借りて(売って)、高金利の資産を買うキャリー取引の燃料です。リスクオフが来ると、この取引が一斉に巻き戻される=借りていた円を買い戻すため、危機のたびに円高が起きます。「安全だから買われる」というより「売られていた分が強制的に戻る」が実態に近い機序です。
リスクオフを事前に当てる指標は、私たちの検証でも見つかっていません(VIXなどの「警報」は鳴った時にはもう動いている)。実務の答えは予知ではなく設計 ── クロス円の買いポジションは「数日で数円逆行する日が必ず来る」前提のサイズにしておくこと。それが2024年8月を生き延びた人と退場した人の違いでした。
リスクオフの円高=キャリーの強制巻き戻し。予知はできない、サイズで備える。
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本記事は教育目的の解説・検証であり、投資助言ではありません。投資は自己責任で。