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▼ 有意にマイナス ── やると負ける側に偏っていた
📜 数列は13世紀の数学者フィボナッチに由来。相場への応用は20世紀に広まりました。「黄金比」という言葉の魔力が、この手法の最大の資産です。
この辞書で唯一の ▼ です。38.2%・61.8%等の押し目の反発率はランダムな水準と同等、そのうえ売買の形にすると全期間の年率シャープは −1.01(t=−4.09)。49手法をまとめて多重比較の補正をかけてなお有意に残った唯一の結果で、「見つからなかった」のではなく「マイナス側に見つかった」という意味の記号です。他の×とは性質が違います。
📏 この「▼」の正確な意味
他の判定とは向きが違います。× が「見つからなかった」なのに対し、▼ は「マイナス側に見つかった」です。49手法をひとつの家族として多重比較の補正(BH法 q=0.10)をかけたとき、補正を通り抜けた唯一の結果がこれでした。たくさん試したせいで偶然出た数字ではない、というところまで確認できています。
この辞書の記号は16年8ヶ月をまとめて1つに測った結果です。「全期間で測るとこうなる」という限定つきの事実であって、いつの相場でもそうだという意味ではありません。
では「昔は効いた」と書けるか ── 書けませんでした。48指標の減衰を2通りの時代の区切り方で測ったところ、2つの結果の相関は r=+0.28(並べ替え検定 p=0.056)。区切り方を変えると順位が入れ替わる指標が多く、「賞味期限」の多くは手法の性質ではなく区切り方の産物でした。
そこで主張は足さず、事実だけを並べます。「2014-17年に測ったらこの値だった」は来年も変わりません。変わり目があるかどうかは、表を見たあなたが決めてください。
全4期間を測り終えています。
読み方: 数字は期間内の年率シャープ(コスト控除後・同一の土俵で測定)(年率シャープ)。±0=値が自分の誤差(標準誤差)より小さく、ゼロと区別できない。n=◯=取引数が30回未満で、数字を出す意味がない。‡=別の区切り方で測ると符号が変わったセル(この数字は区切り方に依存します)。未測定=まだ測っていない。悪かったという意味ではありません。なお、この表の ±0・n=◯ は4年ごとに切った1つの期間の話で、ページ冒頭の判定記号(×=16年通しで見つけられる大きさが無かった / n=16年通しでも回数が足りない)とは粒度が違います。
測定日: 2026-08-28 / 対照分割(2年×8)と突き合わせ済み
どこかの水準では必ず反発します(相場は上下するので)。フィボの線は候補を複数引くため、どれかに当たる ── 当たった線だけが記憶に残ります。
Q. 多くの人が見ているから効くのでは?
A. 「自己実現」説はよく聞きますが、実測では反発率がランダム水準と同等でした。みんなが見ていても、みんなが同じ方向に賭けるとは限りません。
Q. ×ではなく▼なのはなぜ?
A. ×は「16年測ったが、見つけられる大きさの優位は無かった」── 情報が無い、という判定です。▼は逆に情報が有ります。この手法はたくさん試したせいで偶然出た数字ではないことまで確認できたうえで、マイナスでした。押し目の水準として使うだけでなく、そこで逆張りするのはやめてください、と言えるだけの根拠があります。
押し目の目安として線を引くのは自由ですが、その線での逆張りは当ラボの実測で明確にマイナスでした。この辞書で「やめたほうがよい」と言い切れる数少ない手法です。
関連ツール: 🌡️ 相場の体温計(状態把握なら毎日自動計算) / 指標の見方はフィボナッチ・リトレースメントの解説ページへ
🔬 検証条件(実際の検証コードから転記)
対象: 6通貨ペア(ドル円・ユーロドル・ポンド円・ユーロ円・ポンドドル・豪ドル/米ドル)×4時間足×約16年分
手順: パラメータの格子からランダムサーチ4,000試行で探索 → 訓練期間(〜2018年末)と検証期間(〜2022年末)で選抜 → 成績は凍結期間(2023年〜)のみで評価(選抜に使った期間の成績は使わない)
コスト: 全取引から往復1.0pipsを控除 / 各取引にレジームタグ(トレンド/レンジ=ADX・高/低ボラ=ATR)を付与
判定は当ラボの実検証(過去データ)に基づく要約であり、将来の結果を保証せず、特定商品・手法の断定的否定でもありません。本ページは教育目的であり、投資助言ではありません。