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指値なら勝てる、は本当か ── 市場は入口の「両側」に膜を張っていた

コストの膜シリーズ 第2回 / 6通貨・2010〜2026年・1分足 ・ 最終更新 2026-10-29

成行でスプレッドを払うのが負けの原因なら、指値で「もらう側」に回れば膜を通らずに済むのではないか。その仮説を16年分の1分足で確かめたら、入口の反対側にもう一枚、性質の違う膜が張られていました。「コストの膜」シリーズの第2回です。

🔬 この記事の要点(6通貨・2010〜2026年・1分足・数字は本番期間=2023年以降)

なぜ「待つ側」が負けるのか ── 逆選択

買い指値を置いて待つと、価格が上がっていく場面では約定せず、利益になる局面に参加できません。価格が下がってくる場面では、売りの勢いが指値を貫通して約定します。「良いときは不参加、悪いときは全部参加」という選ばれ方の偏りが、約1.6pipsの「逆選択の地代」の正体です。成行はスプレッドを払い、指値は逆選択の分を払う。市場は入口の両側に関所を置いています。

指値を捨てる必要はない: 指値はコスト削減の魔法ではありませんが、「事前に決めた値段でしか入らない」という規律には価値があります。約定した瞬間に「なぜ今この値段が付いたのか」を一拍考えるのが、逆選択の知識の使い道です。

全文(4通りの比較図・逆選択の実例チャート)は note に

ランダム指値とサイン付き指値の比較図、ドル円で「約定しないまま上がった例」と「急落の途中で約定した例」のチャートは note の記事にあります。→ 指値なら勝てる、は本当か ── 市場は入口の「両側」に膜を張っていた

まとめ

マーケットメイカーが指値側で勝てるのは、速度・在庫管理・注文の流れの情報で地代を避けられるからです。同じ装備のない個人が指値で待つと、逃げ遅れた分の地代を払う側になります。

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本記事は教育目的の解説・検証であり、投資助言ではありません。投資は自己責任で。