🔍

← 判定辞書トップ / テクニカル指標

MACDは勝てるのか ── 16年検証の判定

× でたらめと区別つかず

📜 1970年代にジェラルド・アペルが考案。2本の移動平均の「差」を可視化する発想は、当時としては画期的でした。

結論

移動平均系の代表格ですが、単体の売買ルール(ライン交差・ゼロライン等)としては「でたらめと区別がつかない」判定です。人気と実力は無関係 ── むしろ人気指標ほど下位でした。

📈 当ラボの実測
移動平均系はランキング下位が定位置です(移動平均クロス30%・TEMA37%・HMA32%)。差分を取っても、平滑を速めても、遅行の宿命は消えませんでした。

なぜ「効く」ように見えるのか

MACDは移動平均の差分、つまり「過去の値動きの言い換え」です。新しい情報を足していないので、過去に反応が遅れてついていくだけになります。トレンドが続いた場面では効いて見えますが、それはトレンドのおかげです。

よくある疑問

Q. ダイバージェンスなら効く?

A. 通常型の検証で反転の先読みはできませんでした。隠れ型も同じ構造の問題を抱え、優位を示す証拠はありません。

Q. 設定(12,26,9)を変えれば?

A. 総当たりで試すほど「過去にだけ効く設定」が出ます。それはスヌーピングです。

それでも使うなら

単体シグナルとしては非推奨。
関連ツール: 🌡️ 相場の体温計(状態把握なら毎日自動計算)

🔬 検証条件(実際の検証コードから転記)

対象: 6通貨ペア(ドル円・ユーロドル・ポンド円・ユーロ円・ポンドドル・豪ドル/米ドル)×4時間足×約17年分
手順: パラメータの格子からランダムサーチ4,000試行で探索 → 訓練期間(〜2018年末)と検証期間(〜2022年末)で選抜 → 成績は凍結期間(2023年〜)のみで評価(選抜に使った期間の成績は使わない)
コスト: 全取引から往復1.0pipsを控除 / 各取引にレジームタグ(トレンド/レンジ=ADX・高/低ボラ=ATR)を付与

🔬 この判定の「なぜ」を、証拠ごと

全手法の判定一覧は判定辞書トップスコアボードに。検証の中身(データ・手順・落とし穴)は note の検証記事群でどうぞ。

全手法スコアボード(note・無料) →

判定は当ラボの実検証(過去データ)に基づく要約であり、将来の結果を保証せず、特定商品・手法の断定的否定でもありません。本ページは教育目的であり、投資助言ではありません。