戦略の良し悪しを1つの数字で比べたい ── その定番がシャープレシオです。「リスク1に対して、いくら儲けたか」を測ります。ただし、盛れる数字でもあります。
(リターン − 無リスク金利)÷ リターンのブレ(標準偏差)。同じ年10%でも、値動きが穏やかで得た10%と、乱高下の末の10%では価値が違う ── その"効率"を表します。目安は1で優秀、2で非常に良い、3以上は疑うレベル。マイナスは論外です。
リターンだけなら、レバレッジを上げれば誰でも大きくできます。でもブレ(ボラティリティ)も一緒に膨らむ。シャープはリターンをそのブレで割るので、「レバで見かけを膨らませただけ」を見抜けます。分母がリスクなので、安定して増える戦略ほど高くなります。
シャープレシオは(リターン−無リスク金利)÷ブレ=リスク効率の物差しで、1で優秀・2で優良・3以上は要警戒。レバで盛れず安定性を映す一方、期間の切り取り・凪相場で過大に化ける。最大DDや検証外期間とセットで見るのが正しい使い方です。
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