A/Dライン(蓄積/分配ライン)は、CMFと同じ「足のどこで引けたか」の按分出来高を、期間で区切らずひたすら累積した線です。チャイキンの設計で、OBVの精密版にあたります。

名前の通り「蓄積(こっそり買われている)」「分配(こっそり売られている)」を見る思想です。価格が横ばいなのにA/Dラインが上がり続ける=蓄積の疑い、価格高値更新なのにA/Dラインが切り下げ=分配(売り抜け)の疑い、という逆行の観察が本体です。
株式の世界では機関投資家の足跡探しとして歴史のある手法ですが、FXでは出来高が近似である上、当研究室の検証でもA/D系は上位に残りませんでした。さらに正直に言うと、検証中に「出来高系なら必ず効くわけではない」ことを示す反例として、A/Dラインの成績(下位)はMFI(1位)と好対照でした。
A/Dライン=精密版OBV。蓄積/分配という物語は魅力的だが、FXでの実測は下位。同じ出来高でも調理法で結果が分かれます。
🔬 もっと深い検証は note で(週2回更新)
「効く1割」を見つけるため「効かない9割」を正直に検証 ── テクニカル・AI・FXの定説を17年・6通貨の実データで検証した記事を、note で無料公開しています。フォローすると新しい検証が届きます。
note で検証記事を読む →本記事は教育目的の解説・検証であり、投資助言ではありません。投資は自己責任で。