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— 測定不能 ── この物差しでは測れないと分かっている
📜 「複利は人類最大の発明」── 出典不明ながら投資の世界で最も引用される言葉の一つです。
「複利で増やせば安心」には裏があります ── エッジが無い(期待値ゼロ以下)状態で複利にすると、資産の中央値はむしろ沈みます(ボラティリティ・ドラッグ)。複利が魔法になるのは、優位が実在する時だけです。
複利を測ること自体はできますが、この辞書の物差し(年率シャープ)は複利では構造的に動きません。定率でロットを増やす操作は、日々の損益を正の定数倍するだけです。シャープは平均を標準偏差で割った比なので、分子も分母も同じ倍率で伸び、値は変わりません。実際に賭け率を16倍動かして測ったところ、差は 0.000e+00 ── 数値誤差すら出ませんでした。ただし「複利は何も変えない」ではありません。同じ実験で終端資産の中央値は 0.83 から 0.05 まで沈みました。ボラティリティ・ドラッグは実在するのに、この物差しには映らない。だからここには数字を置きません。置けば「複利は無害」と読まれてしまいます。
これは「まだ測っていない」でも「悪い結果を伏せた」でもありません。この物差しでは測れない、という結論そのものです。他の手法と同じ表に並べると、読者に嘘の比較をさせることになります。
+50%と−50%を繰り返すと資産は75%に減ります。変動そのものが複利の敵で、平均リターンと「あなたの一本の道」の典型値は別物です。
Q. では固定ロットがいい?
A. エッジ未確認の段階では固定ロット+小さいリスク%が安全側です。優位が確認できてから複利を検討する順序です。
優位の確認が先・複利は後。
関連ツール: 💀 破産確率シミュレータ(あなたのリスク%で1000人分の未来を計算)
※測り方(共通の土俵): 最長16年・最大6通貨・教科書どおりの標準ルールで、シグナルの次の足の値段から建て、コスト(スプレッド)控除後で評価。パラメータ選びに使う期間と成績を測る期間は分離(凍結)。詳細は検証の方法。
判定は当ラボの実検証(過去データ)に基づく要約であり、将来の結果を保証せず、特定商品・手法の断定的否定でもありません。本ページは教育目的であり、投資助言ではありません。